カナダに進学留学するといくら必要?

カナダの大学へ進学留学するなら

カナダへの進学留学は、コミカレ、または大学いずれかから選ぶことになります。

大学では日本と同じように専門知識を学び、学士号を取得できます。コミカレでは、大学1・2年生で学ぶ基礎教養を身につけることが可能、さらに職業の基礎知識も学ぶこともできます。

これらカナダの高等教育への留学の場合、Coopと呼ばれるプログラムも提供されているので、有給インターンとして働きながらお金を稼ぎながら、単位を取得することが可能。

さらに、いずれも無事卒業できれば、労働許可申請が可能となります。カナダなら、そのまま就職できる可能性も低くはありません。

将来、海外で働きながら暮らしたいと思うあなたにとって理想的な留学先と言えます。

カナダの大学進学留学、必要な費用はどれくらい?

日本の大学ではなく、海外に進学留学しようとずっと思っていた、そこのあなた。

悩んだ末にカナダ留学をお選びになられたんですね。その選択、素晴らしい、元留学エージェントとしてもおすすめです。なぜカナダへの進学留学がおすすめなのかは後から説明させてもらうとして、どの国でも進学留学はお金がかかるもの。

カナダへ進学留学をする場合、どれくらいの費用が必要になるか、一緒に調べていきましょう。日本で高校を卒業した後、日本人がカナダに進学留学を希望する場合、選べる学校は2種類あります。

留学生として選ぶ進学先、あなたはどちらから?

1つはコミュニティカレッジ、コミカレですね。アメリカにもあるこのコミカレでは、アカデミックな勉強と、職業に関する勉強が可能。

アメリカのコミカレとカナダのコミカレの違いは、大学レベルの勉強(バチェラー)だけでなく、その上のポストグラデュエート(学士号取得者向け、修士号一歩手前)の勉強もできる点。大学を卒業した後、社会デビュー前に自分が専攻した学問をより深く、より実際的に学べるコースとなっていますね。

2つめは大学、カナダの大学に直接出願をするというもの。高い英語力、平均以上の成績点、その他諸々の書類を送付して審査、日本の大学入試、のような学力テストは入学の可否を決める審査には必要ありません。

2つの学校の違いは、提供しているコースの違いだけではありません。留学生にとって最も重要なポイント、費用が違います。気になるカナダ進学留学に関する費用を一緒に見ていきましょう。

コミカレは安い?費用と必要な語学力の紹介

カナダのコミカレはいくらかかる?

カナダのコミカレ留学の費用について、「コースによって費用は異なっており、希望する学校、コースが決まればお見積りをご案内できます。」こんな話を留学エージェントに行くと、よく聞かされると思いますが、これは事実です。ただ、それでもざっくり留学費用がどれくらいか、知りたいですよね?<例として、具体的な費用を調べてみましょう。カナダ、コミカレで検索するといくつかの学校が出てきます。どの学校もおすすめなのですが、バンクーバー、空港近くにあるランガラカレッジは本当におすすめ。その理由は、日本人留学生のケアをしっかりしてくれる日本人スタッフがいることもさることながら、有名なLEAP、英語コースがあるため。アメリカ同様、カナダのコミカレへの留学にも、自分が希望するコースを開始するには英語力が必要なのは同じ。ただ、カナダのコミカレ進学留学は大学と同じレベル、TOEFLiBT80近い語学力が必要なので、留学生にとっては最初の非常に大きな壁になります。

高校卒業からコミカレ入学を目指すには

カナダのどのカレッジも、レベル分けされた英語コースで上級レベルを修了すれば、希望するカレッジコースが開始できますが、本当に長い道のりになります。高校卒業時に英検2級、くらいの英語力で進学留学をする場合、1年は英語コースを覚悟すべき。

ランガラカレッジのLEAPは、厳しく難しいことでも知られてしまっているんですが、実に実践的でもあります。カレッジの科目内容を想定した勉強法なので(このため、英語のできない留学生は「難しい、厳しい」と感じるわけですが)、実際にカレッジコースが始まっても単位を落とすことなく良い成績で卒業できるので、おすすめ、なんです。

バンクーバーで人気のランガラカレッジの費用を見てみる

ランガラカレッジで、英語コースに1年間参加する場合にかかる費用と、大学編入プログラムに参加、卒業するまでにかかる費用ですが、以下のようになります。

LEAP

Langara English for Academic Purpose(LEAP)
週20時間レッスン、7週間1セッション
申込み金 CA$155
コース費 CA$2,988

このLEAPを4セッション、28週間(実滞在36週間)受講するとCA$11,952、これが基本的にかかる費用。みんな気になる生活費、ですが人によって差があります(これも留学エージェントの常套句)。

それじゃあんまりにも漠然としているので、実際にランガラカレッジのスタッフさんに、日本人だったら1年、バンクーバーで生活すると費用ってざっくりどんくらい?と質問したことがあります。

女性スタッフさんでしたが、カナダ・バンクーバーで毎月、住むところ、食べるもの、学校への通学費用や、その他友達とたまに出かけることも考えると、月にCA$1,500は生活にかかる費用として用意すべきですね、とのことでした。

9ヶ月、LEAPに参加しつつ、最初はランガラカレッジ手配のホームステイを2ヶ月程度、その後シェアアパートに引っ越しした場合にかかるであろう概算費用は、以下となります。

LEAP 9ヶ月の留学費用

ランガラカレッジ LEAP 4セッション
最初の2ヶ月ホームステイ、以降シェアアパート生活
概算合計 CA$26,000
日本円 約250万円

さらに、ランガラカレッジで大学編入コースに参加する場合、ランガラカレッジは1年間の学費をCA$19,446と提示していますね。その他に教材にかかる費用がCA$3,500、その他費用がCA$1,000。

最初の1年(実際には9ヶ月計算、もっと長引く可能性もあることをお忘れなく)、これに上記大学編入プログラムが2年間、CA$38,496と出ているので英語コースとコミカレ卒業までにかかる費用は以下となります。

ランガラカレッジ卒業に必要な費用

英語コース CA$11,952
カレッジコース CA$38,496
最初2ヶ月ホームステイ、以降シェアアパート生活
概算合計 CA$104,996
日本円 約998万円

3年間で約1,000万円ほどかかる計算になりました。ここまでが、カナダ、バンクーバーでカレッジ留学する場合に必要となる費用です。

4年制大学卒業に必要な費用に関する情報

カナダの大学進学に必要な費用

続いては大学です、大学はどこの国も安くないですね。ランガラカレッジはバンクーバーにある大学なので、バンクーバーの大学で費用を調べてみますね。バンクーバーの街の西側、広大な緑に囲まれたカナダでも3本の指に入る名門大学がブリティッシュコロンビア大学、UBCです。

カナダではこのブリティッシュコロンビア大学、トロント大学、それからケベック州モントリオールにあるマギル大学が世界的にも有名です。それぞれが様々な分野において学士課程、修士課程を設置していますが、超難関校としても知られ(世界大学ランキングでも見かけます)、カナダ人のみならず留学生も目指す大学です。

UBC、ブリティッシュコロンビア大学で学ぶ場合の学費はいくらか、というと、専攻によって違いますが一覧表にしてくれていました。国際経済、International EconomicsでCA$44261.10、それに学生費がCA$1037.31。約CA$45,000、日本円で約430万円というところですね。その他、比較的安かったのが法学、学費CA$34541.76、学生費CA$1158.83、こちらは約CA$36,000なので、日本円だと約340万円。

UBC2年間の学費

国際経済専攻 CA$44261.10
学生費 CA$1037.31
シェアアパートでの学生生活 月@CA$1,500
概算費用 CA$127,000
日本円 約1,200万円

もし、ランガラカレッジで一生懸命勉強を続け、名門UBCに入学、卒業できた場合には合計で約2,200万円が必要になる計算です。

アメリカでもコミカレ~大学卒業だと2500万円~くらいはかかりますが、カナダにはアメリカとの違いとしてワークパーミット、就労許可が得られるチャンスがあります。2年間、カレッジでディプロマを取得のために勉強した場合、卒業後に最長3年間の就労が可能。

英語の勉強、カレッジで学んだことの実践や大学への準備、学費の貯金、なによりカナダという海外の国での就労経験は人生での大きなキャリアになることでしょう。

3年間、びっちり働かなくても良いですが、その後にカナダの大学へ進学、大学を卒業できればまた就労機会が得られます。カナダは最終的に永住権を取得できる可能性が高い国なので、いつか、海外で暮らしたいと思うあなたに本当にぴったりの選択肢、超おすすめというわけです。

コミカレの特徴、大学への編入制度を考えてみる

アメリカのコミカレとどう違う?

カナダとアメリカのコミカレの違いとして、カレッジに参加する場合に求められる英語力の違いについてお話しましたが、その他にもシステムの違いがあります。

アメリカのコミカレの場合、入学をして大学編入を考えていたものの、学内で行われているホテル業コースに興味が出たら、アドバイザーに相談しながら、次の学期で興味のある科目を履修。最終的に大学編入ではなく、卒業してすぐにホテル業の仕事を探すという方向転換が可能。

一方、カナダのコミカレは大学編入に限らず、コース開始後は第1セメスターから最終セメスターまで、どの学期に何を履修するか決められているので、途中コース変更が非常に難しい(不可能ではないです)のです。カナダでコミカレ、大学編入を希望する進学留学をするなら、事前に将来、何をしたいか、決めておかなければならない、ということになりますね。

4年制大学への編入は州をまたいで可能!

カナダでも、アメリカと同じように州をまたいで大学編入をすることも可能です。ブリティッシュコロンビア州(バンクーバーがあるところ)から、オンタリオ州(トロントがあるところ)など、編入しようとする大学が、コミカレでの単位を認めてくれるか確認できればOK。カナダのコミカレにもアドバイザーがいるので、しっかりと相談しましょう。

ちょっと注意が必要なのがケベック州、この州で大学進学を希望する場合、CEGEP(Collège d’enseignement général et professionnel)というカリキュラムがある州なので大学は3年間(専攻にもよります)。

自分が選んだコミカレの単位がどこまで認められるか、事前確認が必要(4年制大学の3年次編入ではなく、2年次編入ができるかどうかです)、アドバイザーとしっかり話しましょう。

働く=単位、Co-opを知ろう

もう1つ、アメリカのコミカレや大学と違う特徴がCo-op(Co-operative)コースというものがあります。

カナダのコミカレ、大学では机上の勉強のみを単位とするのではなく、実際に社会で就労した経験も、実践的な勉強であるとして単位として認めてもらえる素敵なコースがあるんですね。こうしたコースをCo-opと呼んでいます。

え?それってインターンとは違うの?という声が聞こえてきそうですが、違います。インターンシップは基本、無給、お金がもらえないのに対して、Co-opはしっかり有給、お金がもらえる就業経験となるのでおすすめなんです。

カナダのカレッジであれ大学であれ、進学留学の費用は安くありません、留学先の国で堂々と仕事ができ、お金を稼げる、その上自分の学位取得につながる単位までもらえるんですよ、これ以上におすすめなコースはなかなかありません。

卒業後、就職のための就労許可も取れます

さらにカナダへコミカレ、大学進学留学をする場合のメリット、ワークパーミットについてお話しましたが、Co-opを終えた後にも申請が可能。就業経験をつけ、大学に入学、無事学士号(バチェラー)を取得して卒業したら、またワークパーミットがもらえるわけです。

長い就業経験、キャリアのあるあなたを雇用してくれる企業はきっと見つかるはず。海外で暮らす夢があるなら、現実味が増してきますね。

乗り越えよう、英語の壁

最初にカナダのコミカレ留学でぶつかる語学の高い壁。1年経っても思うように語学力が伸ばせず、日本に帰国する人もいれば、アメリカのコミカレなら余裕、と変更する学生も少なくありません。しかし、その壁を頑張って乗り越え、海外で生活していくための第一歩を、カナダの進学留学で踏み出していただければと思います。

最後に、カナダ進学留学でおすすめの学校を調べてみました、ご紹介していきますね。

カナダの大学、おすすめはどこ?

どう選ぶ、カナダの大学

カナダへの大学進学を考える場合、何を基準に選ぶべきかなかなか分かりませんよね。

名門大学、という視点からすればマギル大学、トロント大学にブリティッシュコロンビア大学がまず選ばれる学校となります。もちろんそれらだけでなく、サイモンフレーザー大学やアルバータ大学、クィーンズ大学なども、その名を良く知られた学校。

こうした大学に、日本の高校卒業後に直接出願、入学許可を得られるのは、ほんの一握りの学生のみ。大学直接出願に関してはカナダも他国同様に厳しいことに変わりありません。

費用面が安くなることも理由のひとつですが、カナダの大学にための効果的な手段としてカナダのコミカレ進学留学を目指す学生も多くいます。コミカレで、大学で学ぶのに十分な英語力、それから講義に参加する方法(積極的な講義参加や、ディベート、プレゼンテーションなど)を身に着け、その期間に稼いだ成績で大学に編入する方が、大学でもより深く学ぶこともでき、より良い成績も残せますよ。

あなたにぴったりの学校を選ぶコツ

大学の選び方としておすすめの方法ですが、一番のおすすめ、それはコミカレのアドバイザーに相談すること、なんです。

ずるい!と思われるかもしれませんが、コミカレと大学間の単位に関する協定も変わりますし、何より、留学生自身がどれくらいの成績で、何を学ぶことに興味があるか把握している人が、状況を把握しておすすめしてくれる大学の中から最善の方法だと言えます。

コミカレを選ぶときに注意したいポイント

アメリカのコミカレ留学をしても同じなのですが、例えばトロント大学に行きたい!と思い、オンタリオ州トロント、またはその近郊のコミカレを選んだとします。しかしながら、カレッジで学んでいる間に、本当にカナダで自分が学びたいものが見つかったり、学費が非常に高く、現実的に卒業までの留学費用を捻出できない可能性が出てきたりすれば、進学する大学を変更せざるを得ません。

一番最初のスタートとなる、カナダのコミカレ選びに関しては、まず一番自分に合った環境にある学校を選びましょう。コミカレにいわゆるレベル差といった概念はなく、どこで学んでも教育の水準は同じ。最初にご紹介したバンクーバー、ランガラカレッジが都市部なので、もう少し落ち着いた静かなカレッジが良いのであれば、カレッジオブザロッキーズなどもおすすめです。

トロントのあるオンタリオでも同じく、都市部ならジョージブラウンカレッジ、いや静かな環境で学びたい、それならファンショーカレッジ(トロントから南へ2時間進んだロンドンにあります)、といったようにおすすめの留学先は変わります。

もしカナダへの進学留学をお考えの最中で、どのコミカレを選べば良いか迷っているという、そんなあなた。

是非一度、留学ランドがご紹介している留学エージェントでカウンセリングにご参加を。希望するエリアにあるコミカレや、どんなコースを提供しているか、英語コースの詳細などなど…なかなか調べにくい留学情報をしっかり説明します。

カウンセリング無料、カウンセラーの進学留学に関する話を聞いてみて、この人なら信頼できる、と思ったときにはじめて、留学のお手続きを進めるべきです!

もし直接、カナダの大学へ出願・進学をお考えの場合でも、ご希望を伺いながら、最も適した大学をご案内させていただいております。

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