トロント留学、その費用

トロント留学の費用~短期2週間から1ヶ月、長期半年以上の場合

日本からのカナダ留学で人気の都市は、カナダ西海岸のバンクーバー、そしてカナダ最大の都市であるトロントの2つ。中でもトロントは名門大学・トロント大学のキャンパスもあり、また大都市ゆえに語学学校も多い場所。その他、コミュニティカレッジや高校進学でも大人気の都市です。

現地滞在中の生活に困る都市ではない反面、気になるのはトロント留学にかかる費用。大都市はどうしても留学費用がかさみがち、だからこそ安く節約できそうなポイントをしっかり把握して準備すべきです。このページでは、元留学エージェントの私がトロント留学に必要な費用を詳しく紹介します。

トロント留学の費用情報を学校種類別に確認

トロント留学では、まず何から準備が必要でしょうか。海外への留学なら何よりもまず、あなたの留学目的をはっきりさせることが大切です。英語を身につける語学留学なのか、将来、カナダのコミュニティカレッジや大学へ進むための進学留学なのか。

また中学生や高校生、大学生なら夏休みや春休みなど、短期1ヶ月程度のトロント留学か、認定・休学・交換などの長期留学かで調べる内容、かかる費用も大きく違います。

このページでは1つずつ、順番にトロント留学の費用を確認します。まずは英語を身につけるためのトロントでの語学留学について、2週間~1ヶ月の短期留学から半年以上の長期留学まで、必要な費用を紹介しましょう。

カナダ最大の都市・トロントのおすすめ語学学校とかかる学費

まずは語学学校から

カナダの大都市トロントでは、英語を学ぶ語学留学の場合でも選べる語学学校やコースがたくさんあります。その中から留学ランドでも人気のトロントの語学学校3校について、2週間や1ヶ月などの短期留学の場合や、半年から1年などの長期留学の場合など、期間別にかかる学校費用を比較します。

トロント語学学校の期間別料金比較~短期1ヶ月や長期半年など

トロント留学でおすすめの語学学校3校は後ほど詳しく紹介しますが、まずは各学校の留学費用を1ヶ月前後の短期や半年以上の長期など、期間別に比較・まとめたのが下記の表です。

なお費用比較の条件として、プログラムは平日の午前・午後とも英語レッスンのフルタイムコース、トロント滞在方法はホームステイ個室(朝・夕食付)、トロント到着時の空港から滞在先までの往路送迎費用を含みます。
※表記は日本円、2019年1月時点のカナダドル海外送金レートで計算。

語学学校LSIトロント校ILSCトロント校WTC
2週間費用¥214,000¥229,000※4週間から
4週間(約1ヶ月)費用¥325,000¥345,000¥287,000
12週間(約3ヶ月)費用¥763,000¥786,000¥665,000
24週間(約6ヶ月・半年)費用¥1,285,000¥1,427,000¥1,210,000
36週間(約9ヶ月)費用¥1,882,000¥2,078,000¥1,742,000
48週間(約1年)費用¥2,480,000¥2,729,000¥2,286,000

トロント留学費用をおすすめの語学学校で比較すると短期1ヶ月の費用は30万円前後、長期半年では70万円前後が平均的な目安で、学費・ホームステイを含む金額。中でもトロントで安いのが語学学校WTC(ウエスタンタウンカレッジ)の料金です。

4週間(約1ヶ月)までのトロント短期留学では語学学校による費用差は小さいですが、半年以上の長期になるほど費用差が大きくなる傾向。

言い換えれば、特に大学生の夏休みや春休み留学など、トロント滞在期間が2週間~8週間の場合は、費用よりも学校の場所や特徴から自分の希望にあった学校・コースへの参加がおすすめで、休学留学など半年から1年以上のトロント留学の場合は語学学校による費用差を重視する必要があります。

トロント長期留学では費用が安い語学学校がおすすめ?

トロント長期留学では学校による費用差は考える必要がありますが、ここに1つ落とし穴が。本当に費用の安い語学学校がおすすめでしょうか?

WTCは素晴らしい学校で費用が安く、小規模でアットホームな雰囲気が特徴ですが、規模の小ささにはデメリットも。例えば半年以上のトロント留学で語学力が最上級になった場合も、規模の小さな学校でクラス人数が不足すると最上級と上級・中級など近いレベルのクラスが一緒のレッスンになってしまうこともあります。

長期留学を考える場合、ILSCトロント校など大規模な学校の方がレベルが上がっても自分の希望や語学力に沿ったコースを選ぶことができ、費用が高くてもメリットが大きいのです。

つまり、トロントでの留学期間や現在の語学力によりおすすめの語学学校が変わります。その前提で以下、留学ランドがおすすめするトロントの語学学校3校の紹介をご覧ください!また不明点は留学ランドまでご相談ください。経験豊富なカウンセラーがあなたにぴったりの学校・コースを紹介します。

アットホームな雰囲気で英語を学べる!語学学校LSIトロント校

LSIトロント校

語学学校LSIは世界各国に展開、各国大都市に校舎を構えていますが、その特徴が各校舎の規模が小さいこと。

この学校のモットーは校舎をあえて小さくすることで、参加する留学生同士や、学校スタッフとの距離感を縮め、アットホームな雰囲気で楽しく英語を学べるよう考えられています。

LSIトロント校は地下鉄駅からのアクセスも良好で通学も便利。語学力にあまり自信がなく英語を話すということ抵抗がある、特に初めての海外留学の方におすすめの語学学校です。

英語レベルに合わせて授業を選べる!語学学校ILSCトロント校

ILSCトロント校

ILSCも世界展開をする語学学校で、カナダのバンクーバー校とトロント校は夏休みなどのピーク時に学生数が1,000名を超えるマンモス語学学校。

参加する留学生は、細分化された英語の語学レベルに合わせてコース・授業を選択でき、中級以上ではビジネスや各種英語試験対策コースにも参加できる、自由度の高い学校です。

英語初級者から上級者まで、世界中から集まる多数の留学生と交流が可能な点も魅力。英語力が初級以上で海外での友達作りに積極的なあなたにおすすすめの学校です。トロント校は街の中心部で通学に便利な点もメリット。

費用を安くするならおすすめは語学学校 Western Town College(WTC)

ウエスタンタウンカレッジ(WTC)

WTCは規模の小さな学校ですが、学校の英語講師やスタッフとの距離も近くアットホームな語学学校。コース費用が安い点が特徴ですが、講師陣の質は高く、アクティビティも充実。

さらに進学準備コース(12週間)に参加してコースを修了すると、提携するカナダのカレッジや大学へTOEFL・IETLSのスコア提出なしで入学が可能になります。

小規模校で留学費用を安く抑えながら語学力を高めたい方、カナダ進学を検討中の方におすすめの学校。校舎も地下鉄駅から徒歩5分と通学に便利な立地ですが、入学日が4週間に1度の点に注意が必要です。

トロントの語学留学の基本的な費用を紹介しました。次はトロントのコミュニティカレッジの費用を確認します。

大学編入も可能なカナダ・コミュニティカレッジ留学の費用情報

コミカレ、大学の概算費用

海外に留学する人の若年化が進み、中学生や高校生でも留学で世界へ旅立つようになりましたが、その流れの中でカナダのコミュニティカレッジ(コミカレ)、大学進学も人気が高まっています。留学ランドでもカナダのカレッジ・大学進学をおすすめしていますが、トロントのコミカレに進む場合、費用はどれくらい必要でしょうか?

カナダのトロントで留学生にも人気のコミカレ・ジョージブラウンカレッジ。都市部にあるコミュニティカレッジで、大学編入プログラムや各種職業基礎コース(ビジネスやIT、ファッションや調理の勉強など非常に幅広い)を提供しています。

大学編入のための基礎教養コースは4セメスター、2年間で構成されますが、その1年あたりの概算費用は、Diplomaコース費用(学費)+現地生活費用(Living Costs)で28,373.67カナダドル(日本円で約255万円)(詳しくは学校公式サイトを参照)。

この費用には、学校費用(授業料)や滞在費用(ホームステイ朝・夕食付)、教材費用や保険費用など基本的に留学生が勉強するために必要な費用の「概算」。日本人の場合、日本での生活にあわせて食べ物や住む場所を贅沢にしてしまうと、もう少し費用が高くなる可能性もあります。

さらにコミカレの先、カナダの大学費用は各学校で大きな費用差があります。一例としてトロント大学の1年間の概算費用を紹介すると、学費だけで52,012カナダドル(約460万円)。さらに教材費用やトロントでの滞在費用、通学費用を含めると69,116カナダドル(約620万円)ほどかかる計算になります

それでは学校費用の最後に中学生、または高校生のみなさんがトロントの公立高校へ進学する場合の費用を見てみます。

トロント現地公立高校への留学はホームステイも含め、いくらかかる?

高校留学はいくらかかる?

カナダ・トロントの高校留学にかかる学校費用、公立高校への留学の場合にいくら必要かを紹介します。

トロント教育委員会が提示している学費は14,750カナダドル(約132万円)、滞在方法はホームステイで12,260カナダドル(約110万円)。合計費用は27,010カナダドル(約242万円)ですが、トロント教育委員会は進学率が高いことから人気の一方、留学生には1つ困った問題もあります。

カナダの他の教育委員会では、未成年者が学生ビザを申請する際に必要な、身元引受人・後見人を教育委員会スタッフやホストファミリーがしてくれるのですが、トロント教育委員会はそういったサービスを提供していません。

このため基本的に日本人がトロント教育委員会へ留学の際は、留学エージェントを通じて身元引受人・後見人を見つけ、手続きを進める必要があります。ちなみにトロント教育委員会は前述の通り、進学率の高さから非常に人気の高く、締切は毎年5月末ですが、前年末や年明けには受け入れ完了する学校も少なくありません。

中学生が進学先にカナダ・トロントを検討する場合、9月または10月には手続きを開始するようお早めに留学ランドまでご相談ください。

他に滞在中に必要なお金は?現地生活情報を確認

シェアアパートなど部屋を借りる場合、現地で必ず自分の目で確認

自分の目で見て契約

トロントはカナダで最大の都市だけに生活費用が他都市に比べて割高。カナダで最も家賃が高く、多くの留学生が費用の安いシェアアパートメントで生活しています。部屋の条件や場所により費用は大きく違いますが、必ず守るべきことが事前にインターネットで調べた部屋を、実際に訪問・確認しないまま契約しないこと

インターネットで今や海外のあらゆる情報が見れる現在、留学する場合の滞在先をインターネットで調べることも容易。ですが、私が留学エージェント時代にも海外のカレッジ・大学担当者から「インターネットで調べた部屋を借りるのではなく、最初の1~2ヶ月はホームステイをして、自分の目で実際に見た物件を借りるよう説明してほしい」と頻繁に言われました。

インターネットで物件紹介をするサイトは多々ありますが、どこも一番綺麗でアピールできるポイントを掲載します。それらを見て、英文契約書を細部まで読まないまま支払いを済ませて現地渡航後、水回りはカビだらけ、近所にお店がない、治安が良くないなどの問題に気づくことも。

後で解約を申し出ても、契約書面に数カ月分の家賃が戻らないと書いてあれば、従わざるを得ません。またトロントの学校スタッフに相談しても、学校はレジデンスやホームステイを斡旋しますが、アパート契約は個人契約なので手伝いようがありません。

必ず自分の目で見て、周辺を確認した上で賃貸契約をする。基本ですが忘れないようにこのルールを守るようにしましょう。

物価は日本と比べどう違う?チップはいくら払うべき?

チップは義務ではありません

カナダの物価に関して、トロントは日本に比べ1割増し程度。ただ外食の場合、トロントの方が断然高め。特にレストランを利用する場合にはチップも必要です。義務ではないものの、タクシーに乗った場合や、長期留学で美容室などで髪をカットしてもらう場合も、利用料金の10%程度を支払うのがチップの目安。

トロント留学は特に生活費用が高いことを常に考えつつ、外食などは出来る限り控え目にして、食費にかかるお金の節約を心がけましょう。

航空券も留学費用の1つ~格安往復航空券を購入するコツは?

上手な航空券の購入方法

カナダ・トロント留学で、学校にかかる費用や滞在費用を確認しましたが、その他、留学費用として必要なのが日本からカナダ・トロントへの往復国際航空券。航空券もインターネットで簡単に購入できますが、価格の「安さ」だけで選ぶべきではありません

まず航空券は、学生ビザが不要な場合は学校の入学許可証・滞在確認書が出てから、または学生ビザ(カナダの場合、正式には学生ビザではなく就学許可書)の確認書面が発給されてから航空券を購入しましょう。

いくら格安でも航空券購入後に語学学校から「滞在先が満室」などの連絡があれば滞在予定を変更しなければなりません。学生ビザも発給される「はず」の日から、大幅にずれる、または発給されない可能性もあります。

滞在確認書がない、または学生ビザが発給されていないにも関わらず先に格安航空券を購入してしまった場合、航空券は一度キャンセルせざるを得ませんが、格安航空券の多くはキャンセルしてもお金が返金されないものが多く、仮に返金されても発券元(旅行会社など)からキャンセル手続き費用が差し引かれます。

カナダなど海外留学のための航空券を購入する場合には必ず、購入できるタイミングになってからにしましょう。

トロントへは直行便のフライトもありますが、費用を安く抑えるコツが乗り継ぎ便の利用。ただし、乗り継ぎ都市がもしアメリカだった場合、ESTAというアメリカの電子認証手続きが事前に必要なことも覚えておくようにしましょう。

渡航後、トロントで通学に使う交通費はどれくらい?

公共交通機関について

カナダ・トロント生活で、移動方法として便利なのが地下鉄、バス、路面電車。これらはどれもTronto Transit Commissionという会社が運営、1日乗り放題のチケットから1週間または1ヶ月の定期もあります。

トロントでの長期留学はもちろん、夏休みなどの短期留学では上手に定期券を利用、現地でかかる交通費の節約が可能です。

以上、トロント留学かかる費用、また渡航後に現地生活で必要な費用を紹介しました。トロントは費用が高そうと思われがちですが、安く抑える方法もあり、節約すればトロントでも安い費用で留学が可能です。

トロントへの語学留学や進学、高校留学の相談・問い合わせはぜひ留学ランドへ!さらに詳しいトロント留学情報や各語学学校の料金見積もり、その他のトロントの魅力も、経験豊かな留学カウンセラーが無料でご案内します。

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