サンフランシスコへの大学留学

サンフランシスコへの大学進学を目的とした留学が多いワケ

サンフランシスコといえば、坂道を登るトラム、黄金橋、フィッシャーマンズワーフが思い浮かびますね。

でも今、留学先、それも語学ではなく大学進学のためにこの街が選ばれています。

アメリカの大学への進学、であればコミカレからの3年次編入を目的とした留学が知られるようになりましたが、サンフランシスコの場合はどうなっているのでしょう?コミカレは?そして人気の編入先とは?

一緒にサンフランシスコ留学の人気理由に迫ってみましょう!

サンフランシスコ大学進学留学が人気の理由

サンフランシスコは観光地としてだけでなく、留学先としても人気のある場所です。短期の語学留学なら、午前中、または午後に英語を学び、もう半日でいろんな観光名所を巡ることが可能ですからね。

でも長期留学、となると滞在費用がアメリカでも屈指の高さを誇る地域なので予算的に厳しいと言わざるを得ません。ですが、今、コミカレや大学への進学を目的とする留学でサンフランシスコに人気が集まっているのだとか。私がまだ留学エージェントをしていたころから、今も変わらず人気のあるコミュニティカレッジに、その心あたりがあります。

正しくはサンフランシスコではなく(到着空港がサンフランシスコ国際空港)、鉄道で南へ下ったクパチーノにある、デ・アンザカレッジです。

このコミカレ、日本人だけでなく韓国や中国の学生にも大人気で、その理由はUCB、カリフォルニア大学バークレー校への編入が目的なんですね。デ・アンザの姉妹校となるフットヒルカレッジは山の上にあるため、街中にあるデ・アンザがよく選ばれていました。

UCBへの編入を目指して

サンフランシスコ郊外、バークレーにあるUCB、カリフォルニア大学バークレー校は、ビジネス分野に置いて、世界大学ランキング上位の名門校で、の大学を目指す人は少なくありません。

ただ、ですね…留学カウンセリングでお話を伺うと、「デ・アンザカレッジはUCBへの編入率が高いと聞いたので」という理由が非常に多かったことを記憶しています。

編入率が高い方がいいんじゃ…?

ハッキリ書きますが、コミカレから大学への編入率が高いから、ということは出願時に何のメリットも生み出しません!具体的に書きますと、同じサンフランシスコ近郊のAというカレッジと、デ・アンザカレッジに留学、無事卒業した学生2名がいたとします。

GPAも、その他アピールできるポイントも差がない場合に、デ・アンザカレッジ卒業だから有利、なんてことはない、ということです。

アメリカのコミカレに関するカウンセリングでこれまたよく出る質問ですが…「AとB、どっちのコミカレがレベルが高いんでしょうか?」という問いに対して、アメリカのコミカレはどこのカレッジでも同じ、という回答になります。

基礎教養を決められたカリキュラムで指導するだけで、同州内であれば、履修コース名こそ変わる可能性はあるものの、英語や数学といったコース内容は同じことを勉強するわけです。

アメリカのコミカレスタッフさんとお話していると分かるのですが、「編入率は関係ないよ、大学に近い場所にあるから、その大学にアプライする、必然的に進学率も高くなるよね。」と、本当に何度も説明されたものです。

強いて言うならば、サンフランシスコでこのデ・アンザカレッジや、同じ理由で人気の高いディアブロバレーカレッジは、UCBへの大学編入を目指せるほどの優秀な学生が多いことから、競争が厳しく、その分、勉強にもより励むようになり、UCB出願が可能なレベルになりうる、というところでしょうか。

くれぐれも、アメリカの大学を目指し、コミカレ進学留学をお考えの場合には、大学への編入率からの学校選び、に偏ってしまわないよう気をつけましょう。

じゃあサンフランシスコで大学への進学留学をコミカレからスタートさせたい場合、何を基準にコミカレ選びをすれば良いの?と思われることでしょう。

それはですね、まず第1に自分自身が参加したいコースがあるかどうか、ですね。大学進学であればどのカレッジにもトランスファープログラムがあるので問題ありません。

あなたが本当に学びたいことは?

ですが例えば航空業界の仕事(女性にはキャビンアテンダントコースがあるコミカレもありますよ)や、旅行業、ファッションといったお仕事に関係する勉強をしてみたい場合にはコミカレがかなり絞られます。

もう1つの学校の選び方は環境、です。アメリカには、学生数が何万人、と非常に多くいろいろな人と知り合える学校もあれば、比較的小規模で学生人数も数千人、といった学校もありますから。

もちろん、学校のある場所も非常に重要で、都市部への留学が良いのか、田舎でのんびり静かに勉強できる留学を選ぶのか、ご自身のお好みで選びます。

コミカレの中にはあまり多くはありませんがレジデンスを持つ学校もあり、留学生は最初の1年、寮生活限定といった学校もあったりします。目先の進学先大学、で迷うのではなく、渡航後すぐに始まる学生生活が快適そうだな、と思う場所を選びましょう。

サンフランシスコの他の大学ってどんなの?

サンフランシスコの他の大学は?

UCB、カリフォルニア大学バークレー校はカリフォルニア州の州立大学ですが、カリフォルニア州には2つの州立大学があることをご存知でしょうか。UC、カリフォルニア大学郡とCSU、カリフォルニア州立大学です。

UCにはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)など。世界大学ランキングにもその名が並ぶ有名な学校が多く、これは州の研究機関としての役割を果たしていることにも起因していると言えるでしょう。

CSU、カリフォルニア州立大学はCal Stateとも呼ばれ、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(CSULA)、サンディエゴ州立大学(SDSU)、サンフランシスコ州立大学(SFSU)などが挙げられます。教員養成、または実践的分野の学問を学べる大学群です。

UCとCSUの違いはカリフォルニアマスタープラン(Master Plan for Higher Education in California)というものに記載があります。カリフォルニア大学(UC)は医学や法学に関する教育および博士課程を、カリフォルニア州立大学(CSU)はその他実践的分野を修士課程まで学べる学校ですね。

サンフランシスコに大学進学を目的とした留学をする場合、先に出たUCであればカリフォルニア大学サンフランシスコ校、CSUであればサンフランシスコ州立大学があります。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校は、市内に4つキャンパスを持ち、医学に関して非常に強く、医学系の大学ランキングで上位にあります。カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校(SFSU)はダウンタウンからは少し離れた静かなレイクマーセド、それからダウンタウンにもキャンパスがあり、ビジネス分野、それから映画・メディアに関して強い大学として知られていますね。

いずれも入学するためには厳しい選考があり(英語力、GPA、推薦状、その他学部ごとに求められるものも)、サンフランシスコおよび周辺にある大学の中でも非常に狭き門となっています。

サンフランシスコ近郊には他にも私立の名門、スタンフォード大学をはじめ、たくさんの大学、カレッジ郡があります。サンフランシスコへのコミカレや大学留学をお考えなら是非、留学ランドに一度お問い合わせを、あなたの希望に沿った大学を探し出し、出願や留学ご出発に向けたお手伝いをさせていただきます。

もしサンフランシスコへの語学留学からスタートをされる場合、人気の都市だけに学校が多く、どれが良いかなかなか決められないことも。そんなときは最新の資料請求、または無料カウンセリングでご相談いただければ、現役プロのカウンセラーが一緒に留学先を探します。

大人気のサンフランシスコでのあなたの大学留学が実り多きものにならんことを祈っております。

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